2021.8.19(木)
早朝の日野川(越前市)
今日の目標
「今日一日、笑顔と温容で過ごします!」
お布施というと、お寺や僧侶に、あるいは困っている人に、金品を施すことだと思いがちですが、お金や物に頼らない「無財の布施」というのもあるそうです。その一つが、この「和顔施」(わがんせ)です。
「和顔施」とは、文字通り柔和な顔の施しです。その顔を見ただけで心があたたまるような、そんな温顔を施すのです。周囲の人々に、いつも温容をもって、にこやかに接すること。つまり、上機嫌の実践です。
不機嫌な時にこそ、上機嫌を装うことが大切なのです。なぜなら、上機嫌を装っていると、おのずから心の中に愉快が生じて、いつのまにか本物の上機嫌にと自分の心も変わってくるのです。
人生のときどきにおいて、困った時、悩める時、生きる希望を失いかけた時に、その人に会うだけで、心が安らいだことが何度もあったはず。そのことに感謝し、今度は私たちが恩返しをすべきなのです。
『続・倫風随想』P 216
◎こたつむりママの所感◎
子供の頃、励ましてくれた友人の顔、病気で辛い時に優しくしてくださった看護士さん、思い起こせば、あの笑顔は最高でした。友人には直接、これからも温顔で接することができますが、看護師さんはどこのどなたかわかりません。
ですから今、自分にできる和顔施を、周りの方に精一杯させて頂くことで、少しでも恩返しができるならとの思いです😊
Today's goal
I will spend this day with a smile and warmth!
When we think of offerings, we tend to think of giving money or goods to temples or monks, or people in need, but there are also "non-financial offerings" that do not rely on money or goods. One of these is this "Waganshi".
which means "giving with a gentle face". It's about giving a warm face that warms the heart just by looking at it. It means to always treat the people around you with warmth and smiles. In other words, practice good moods.
It is important to put on a good mood when you are in a bad mood. This is because pretending to be in a good mood will naturally create a pleasant feeling in your mind, and before you know it, your mind will change to a genuinely good mood.
There must have been many times in your life when you were in trouble, in distress, or when you were about to lose hope in life, and just seeing that person made you feel at ease. We should be grateful for that, and now we should return the favor.
(Continued from Rimpu Essays, p. 216)
昨日、赤ちゃんを抱っこされたお客様が店に来られました。
私の顔を見られ親しげに「○○です」とおっしゃられるのですが私は思い出せずにいました。
そんな私の表情を見られたお客様は今度は「どこどこの○○です」と再度おっしゃってくださりようやく「あー」と思い出せてもらったのでした。
その方は約一年前、妊娠8ヶ月のお腹で店にご相談に来られた方でした。
それから二度程ご自宅に配達もさせて頂いたりもして、その度出産前の不安なお心もお聞きしながら「心配してもなるようにしかなりませんし、自分一人でなんとかしようと思われずご主人さんや子どもさんを頼りにされて無理をされないように。」とできるだけ安心して頂きたいとの思いでように笑顔で言いますとお客様も笑顔で返してくださり「そうそう、その笑顔で」と言って二人で笑い合ったものです。
そんなことを思い出しながらすぐに「お久しぶりです。ようこそ!」と言いましたものの「やっぱり忘れていましたよね」とお客様に言わせてしまいました。
お会いするのも久しぶりでしたし、マスク姿に赤ちゃんを抱っこしてのスタイルがお名前と一致せず、すぐに思い出せず申し訳なかったなぁと反省でした。
出産後、生活も落ち着かれたことで、せっかく赤ちゃんを見せに来てくださったにもかかわらず「え~と、どなただろう?」との間が入ってしまったことでお客様に寂しい思いをさせてしまいました。
お客様にしてみたらきっと第一声から「わぁ〜いらっしゃい!お元気でしたか?来てくれてうれしい〜!」と私の満面の笑顔を期待していたと思います。
夫にも「さっきのはあれはあかんやろう。忘れていたにしても気づかれないように笑顔で『いらっしゃいませ』って言わんと」と言われてしまいました。
お一人お一人のお客様のことを覚え続けることは難しいのですが、お客様は覚えていてくれてるものと思って再来店してくださいます。
お客様の心に寄り添えるよう、まずは笑顔でといつでもお迎えしたいと思います。
思い起こせば私の周りにはたくさんの笑顔があり、その方々に支えられ助けて頂きながら、明るく楽しく過ごせたことが感謝です。そして嫁いだ時から両親の穏やかで優しい笑顔に、どれだけ助けられたかわかりません。どんな時もすっぽりと受け入れ、私の失敗も決して責めずに、笑顔で見守ってくれます両親に改めて感謝すると共に、今度は私が家族や周りの方に笑顔いっぱいでお返ししたいと思います。