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MAMIN's avatar

私の名前は母がつけてくれました。

容姿に自信がなかった母は「とにかく娘には美しく育ってほしい」との思い一心で名付けたそうです。

美しくという基準がどういうものかはわかりませんが、母としては「願ったとおりになった。お母さんの子にしたら上出来」と言っております(笑)

そんなことを聞かされて育ったので、将来の自分の子どもにはどんな願いを込めてつけようかといろいろ考えたものでした。

そんな時、習っていた茶道でお免状を頂くこととなり、その際自分で雅号をつけることとなりました。

漢字二文字のうち最初の一字は家元の雅号の一字の「宗」というのは決まっていましたので、あとはそれに続く漢字一字を何にしようかといろいろ考えていました。

私としては雅やかな感じにしたいなぁと思っていたのですが、なかなか決まりません。

そこで先生に「皆さんどんな感じでつけられているんでしょうか?」とお尋ねしますと、「自分の名前の一字だったり住んでいるところにちなんだりと結構あっさり決めていますよ」とのことでした。

「なんだそんな感じなのかぁ」と知り、いろいろこだわって考え少しでもよく見せたいと思っていた自分を恥ずかしく感じました。

そこであっさりと実家の町名の「柳」という漢字を選び「宗柳」に決めたのでした。

すると自分でもとてもしっくりときたことを今でも覚えています。

無駄な心を削ぎ落としてもらったようでスッキリ晴ればれとしました。

そのことがあったことで子ども達の名前もあまり御大層なものにならずにすみました(笑)

娘の名前は夫が「心」という漢字を入れたいとの希望で決めました。

息子の名前は私の希望で「薫」という字を入れ、また長男ということで夫の名前からも一字もらってつけました。

そしてある日、お仏壇を磨いていた時、ふとお位牌の中を見たのですが、夫の祖父の法名に「心」、曽祖母の法名に「薫」という字が入っていたのでした。

私はご縁を感じ、ある機会にお茶の先生にお会いした時そのことをお話させてもらいました。

先生はお寺の奥様でもあられるので「これは何か意味があるのでしょうか? 子ども達は生まれ変わりか何かなんですか?」とお尋ねしました。

すると先生は「そこにご縁を感じる心が尊いと思いますよ」とおっしゃったのでした。

「そのご縁をうれしいな、ありがたいな、尊いなと思う心を大切に」とのお言葉に「なるほど」と思いました。

その事で、ただの偶然であったとしてもご先祖様が子ども達を見守ってくださっているようなありがたい気持ちでいさせてもらっております。

そして、親はただ子どもに対し無駄心をなくし親祖先に感謝してその心を実践に変えていけばいいのだと改めて実感いたしました。

最近では「心まできれいになってくれてありがとう」と言ってくれます実家の母でした(笑)

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けい's avatar

昔父が、『明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは』『人のふり見て我がふり直せ』とよく言っていました。子供の頃は、また父の口癖が始まったとぐらいに思っていた私でした。今になって父の有り難さを感じます。そんな父は、今も毎日今日することをメモに書いて、その日のうちにするように心がけているようです。今日は、私達夫婦の結婚25年の記念日です。4人の両親に感謝を深めると共に、私を温かく受け入れ、寄り添ってくれます主人に感謝して過ごしたいと思います。

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