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けい's avatar

私がお嫁に行く時、母は一冊の本を持たせてくれました。その当時は開くことなくずっと本棚の隅に置いたままでした。長女が生まれてしばらくして、何気なくその本を開いてみると、明るい生活を送るため、仕合わせになるための筋道が書かれてあり、ようやく母の思いを感じることが出来ました。母は、3人の娘に仕合わせな結婚生活を送って欲しいと願いながら、この本を渡してくれたのだと感謝が溢れ、母の願いに叶うような生活をと思いながら学び続けてきました。お陰様で家族の愛情に包まれ、穏やかで楽しく生活させて頂けますことが感謝です。今日も家族への感謝を真を込めた実践でお返しできますように励みます。

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MAMIN's avatar

人生を変えた本をあげるとするなら、やはり私も『倫風』だと思います。

初めて倫風を読んだ時に衝撃を受けました。

「夫を立てる」ってこういうことだったんだと、本の中に書かれている実践の内容を読ませてもらいながら、憧れさえ抱かせてもらいました。

今でも覚えている内容は、ご主人さんの箸を洗った後、自分や子ども達とは別に箸箱に入れて置いておくというものでした。

当時ふたりの幼い子ども達の育児に追われ、夫のことはニの次三の次にしていた私にとって、夫の物は箸や食器、衣類、靴に至るまで別にして高いところに置いておくという実践が、まるで戦前や江戸時代の別世界のように思われ、「今の時代にこんなことしている家庭があるんだ」と驚いたものでした。

しかし、それをおかしいとも時代錯誤とも思わず「すごいなぁ」と素直に憧れを抱けたことが今思えばお陰様を思います。

もともと、出来れば夫に対してそのような妻でありたいと願っていた古風なところも自分にはあったのです。

そしてそれは、実家の父の影響が大きかったと思います。

父は、歴史や昔の映画が好きでした。

その影響で昔から白黒の映画を見たりしてきましたが、特に私は女優の原節子さんが好きでした。

私の年代ではめずらしいと思いますが、幼な心にも、あのように美しく品があり、優しく、楚々としながらも芯が強く、情熱を秘めているような素敵な女性になりたいと思って育ったように思います。

とても足元にも及びませんが、そのように憧れ理想を持てたことで、この本の内容も違和感なくすんなり受け入れられたことを思いますと、ある意味父のお陰様です。

静かな父からはこれと言ってしつけてもらったり、怒られたりしたこともなく、ただ静かに笑っているだけでしたが、知らず知らずのうちにこうしてよきものを伝えてくれていたのだと、コメントを書かせて頂きながら気づかせてもらえました。

そしてふと父の雰囲気が、原節子さんの父親役をされてた笠智衆さんに似ているとも感じました。

優しく静かに見守りつつ、よきものを伝え育ててくれました父に改めて感謝です♥

今日は笠智衆さんの御命日だそうですよ☺

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