令和4年3月4日(金)
手作りお雛様(越前市)
今日の目標
「今日一日、自制心を鍛えます!」
相手と仲よくやっていきたいと示すものは何かといえば、やはり笑顔でする挨拶でしょう。柔らかな表情で言葉をかけることで、相手を不愉快に思ってはいないことを示し、楽しい仲間でいたいという意思表示をするのです。さらに言えば、笑顔と挨拶の次には、相手の言葉に対して、なるべく、「はい」「ええ」「なるほど」「そうですね」などという肯定語で答えることです。
世の中、自制心に欠けた人が多くなりました。挨拶をしない人、礼儀を無視する人、何か話しかけると即座に「いや」と否定してから話を始める人、「そうではなくて」を枕にふる人、突然、話の筋とはまったく関係のない自分の関心事を言い出す人、みんな自制心に欠ける人たちです。
そんな人とどう付き合うか。やはり、こちら側が自制の利いた笑顔と挨拶で相手の気持ちをほぐし、とりあえず反論は差し控え、まず相手を理解する。やはりこれしかありません。
《続・こころのヒント(上)・292ページ~》
◎こたつむりママの所感◎
以前は「嫌だ」とか「違います」との返事が返ってくると、私自身の心を閉ざすこともあったのです。でもそんな時ほど偶然にも、子供の熱が下がらない、ということがよくありました。
(ここで笑顔を出そう)(相手を悪く思わないでおこう)と、心が切り替えられたのは、やっぱり愛する家族のためですね。『その時その場で喜んで、人と仲良く生きるところに子供の幸せがある』と、信じたからです。😊
以前主人に、『否定から入ったらダメだ。』と言われたことがありました。自分の気付いていないところで、最初から否定していた私だったのです。そんな私を主人は大きく受け入れ、待っていてくれたのだと思うと感謝です。今は、主人の言うこと、子供達のことも、まずは受け入れようと心し、じっくり耳を傾けるようにしています。主人は、家族それぞれを丸ごと受け入れ、その時その場で考えながら対応してくれます。そんな主人のお陰様で、私は主人に『はい』と心合わせて、笑顔でいればいいのだと気楽に過ごせます。どんなことも笑顔で乗り越えられますよう心して励みます。
昨日、夕方いつものように2階に上がり母のマッサージをしていますと、母がおもむろに「あなたやったらもっといいご縁があったでしょうに、こんな家にお嫁に来てくれて」と言ってきました。
私は「こんなにいいご縁はありませんよ。○○さんと結婚できて本当にしあわせだと思っています」と応えますと母は、「あの子も本当に難しい子だったけれど、あなたのおかげで変わってくれて優しいくなってくれた。ありがとう」と言い、続けて「ひなまつりのお祝いに何もしてあげられないからこれお菓子代」と言って渡してくれたのでした。
母はいつもそうやって嫁の私を立ててくれます。
私に限らず、母は店のお客様に対しても、以前バリバリに働いていた時には、自分を下げ「私はバカなんで」と言ってはお客様を立て笑わせて和ませていた母でした。
私はそうした母を尊敬しております。
当時鯖江で1.2を争う名士の家に生まれ、箱入り娘で育った母。
それまで女中さんが料理も掃除もしてくれていた生活から一変し、同居生活の中で祖母から家事を、祖父からは商売を1から叩き込まれる中、最初は「いらっしゃいませ」の「い」の字も言えなかった母が、後に接客コンクールで優勝するまでの苦労はいかばかりであっただろうかと思います。
それでも、そんな苦労話を押し付けることなく、母の時に比べ楽に生活させてもらっている嫁の私を更にいたわって「ありがとう」といつも言ってくれます母の自制心はものすごいものであると感じながら、私はそんな母のお陰で、「少しでも明るく笑ってもらいたい『いい人生だった。しあわせだった』と思ってもらいたい」と素直に思える心を引き出してもらっていますことが感謝です。
そして私もまた、将来のお嫁さんにそのように接していけるように、今から努力して自制心をはたらかせ、明るく素直な心で笑顔いっぱいで過ごしていきたいと思います☺