『我慢のできない若者と頑固者はどこが違うのか?』
What is the difference between an unbearable young man and a stubborn man?
2021.9.6(月)
秋晴れの空と海(越前海岸)
今日の目標
「今日一日、上機嫌に「ハイ」と受けて傾聴します!」
自己中心的な若者と頑固者の間には、根本的な大きな違いがあります。「頑固」をうたって、しかも受け容れられている店や、頑固でありながら尊敬されている人には、長い努力と豊富な経験によって磨き抜かれた「確かな見識と一途な生き方」が備わっているのです。
自分が選んだ一筋の道で「より善く」を目指して頑固に努力を続ける人、それが世に受け容れられる「善き頑固者」なのです。では、何が確かな見識を磨き上げ、人に尊敬される生き方を築くのかといえば、ひとえに、学びに学ぶことと、多くの実体験を通して軌道修正を重ねることによってです。
若い頃から試行錯誤を重ねながら努力し続けている頑固者には、既に今日と明日を生き抜く指針ができあがっています。世間に通用する生き方が確立されているはずです。そのため、高齢によって判断力や柔軟性が鈍ってきても、道を踏み誤ることはないでしょう。
『続・倫風随想』P306
◎こたつむりママの所感◎
私が嫁に嫁いで来ました時、夫の父は61歳でした。明るくて柔軟性があって、私のお願いを「いいよ」と聞いてくれ助けられてきました。あれから時が経ち間もなく90歳の義父。身体が不自由だからでしょう、私たち夫婦への要望が多くなってきました。素直に真心のこもった人柄を培う時期が与えられたんだわと思っています。
昨日、明るい笑顔と心でと意識しても夜になると疲れてきました。すると義父から「もう休みね、ありがとの」との言葉が返って来ました。幸せに暮らせることに感謝して、今日は夜まで上機嫌が持続できるように喜んで生活します。😊
Today's Goal
For the rest of the day, I will listen with an upbeat "Hi!"
There is a big fundamental difference between self-centered young people and stubborn people. Stores that claim to be "stubborn" and yet are accepted, and people who are stubborn and yet are respected, have "solid insight and a single-minded way of life" that has been refined through long efforts and rich experience.
A person who stubbornly continues to strive for "betterment" on the path he or she has chosen is a "good stubborn person" who is accepted by the world. Then, what is the key to refining solid insight and building a way of life that is respected by others?
Stubborn people who have been working hard through trial and error since they were young already have a guideline for surviving today and tomorrow. They will have established a way of life that is acceptable to the world. Therefore, even if their judgment and flexibility are dulled by old age, they will not take the wrong path.
(Continued from Rimpu Essays, p. 306)



実家の父も、真面目でやると決めたら何が何でもやる頑固なところがありました。今でも畑をする日は、朝早くから一気にやるので、夕方にはぐったりで、年を重ねて2.3日は疲れが取れないようになってきました。母も無理せずぼちぼちやろうと言っているようですが、父は聞かず、母もそんな父のいいようにしてもらっていると言います。両親がお互いに受け入れながら、支え合って生活していますことに感謝すると共に、両親に安心して貰える愛和な家庭を作ることこそ親孝行と心して生活します。
我が家も商売をしておりますが、どちらかというと頑固な方だと思います。
自分たちが納得したものしかおいていませんし、お客様にも納得してお買い上げ頂きたいと思って接客しておりますのでお客様によっては「なかなかぱっと売ってくれない面倒くさい店」と思われてるかもしれません。
しかし、体のしくみや症状の根本原因というものを理解していない状態でうちの商品を求められても困ってしまうのです。
たくさんある商品の中でご自分で好きなように選んで買われたい方はそのような店に行かれてもいいかと思います。
世の中にはいろいろな人がいますので
それぞれに自分の考え方やスタイルにあった店を選ばれてよいかと思いますが、そのことによってうちの相談、指導の接客スタイルを変えることはないと思っています。
一昨日も電話で、あるお母さんより高校生の息子さんのことで相談の予約が入り、午後からお母様と息子さんがいらっしゃいました。
いろいろお話をお伺いし、お話させて頂いておりますと、突然お母様が「今日はここに来て本当に良かったです」と涙ながらに仰られたのです。
「これまでいろんなお店に行って相談しても『それではこれを』と言って渡されるだけで何かしっくりせず不安だけが残っていましたが、今日はようやくずっと求めていた答えが見つかりました」とのお言葉に、私は息子さんと顔を見合わせ「息子さんのことで相談に来られたのにお母さんの方が必要だったみたいね」と笑いながら「お母さんがスッキリされたのなら息子さんの回復も早いですよ」とお伝えしますと「はい、ありがとうございます!」と喜んで帰って行かれました。
当初1時間の相談の予定でしたが気づけば2時間が経っていました。
お二人はわざわざ遠くからいらっしゃったのですが、それでもこうして求めていたものに出会えてよかったと言って喜んで帰って行かれるお姿を見送らせていただきながら、改めてこの仕事に誇りと自信と喜びを感じました。
これからも夫と二人で年を重ねても一筋により善き頑固さで人様に信用され喜んでもらえるはたらきをさせて頂きたいと思います☺