2021.6.6(日)
完成間近の浜茶屋と夕暮れ(福井市鷹巣海水浴場)
今日の目標
「今日一日、人に優しく自分に厳しく!」
空腹のときの一椀の味噌汁、喉が渇いたときの一杯の水。
それが、どれほど人の心を和ませる上に有効であろうか。
われわれが心すべきことは、気の利いた感想を伝えるのではなくて、鍛えに鍛え、練りに練った真情を、率直に吐露すべきことである。
自らの誇りに満足し、慢心して老成することではない。
早くに幸福になったということは結構だが、その後も勉強と努力が続けられなければ、いつ土台が崩れるやもしれない。
より広く、社会観を養って、新しい経験と見地から、人世の奉仕に力を割かなくては、進歩が止まるのである。
『継踵』P 271
◎こたつむりママの所感◎
先日、20〜30歳代の若いママ達とのグループLINEにこんな言葉を流しました。
『親がわが子の一切を無条件で引き受けてこそ、子は親を理解する』と、ある先生の教えの受け売りです。すると、一人のママさんからお返事が来ました。
「最近、娘が言うことを聞いてくれません。私自身が、娘を受け入れていない証だと思います。素敵な道しるべ、ありがとうございます」と。
私は、素直に反省するそのママが素敵だなあと感心し、「自分に必要あってのことだから一緒に再出発しよう」と応えました。
私の中身が練り鍛えられてなかったら、どんな言葉も「画にかいた餅」です。あたたかいものを贈ることのできる自分へと成長していきたいです😊
Today's Goal
Today, be kind to others and strict with myself!
A bowl of miso soup when you are hungry, a glass of water when you are thirsty.
How effective is it in soothing people's hearts?
What we should keep in mind is that we should not convey our thoughts in a witty manner, but rather, we should frankly express our true feelings that we have trained and refined.
It is not to be satisfied with one's own pride and grow old with pride.
It's fine to be happy early on, but if you don't continue to study and work hard afterwards, your foundation may collapse at any moment.
If we do not cultivate a broader view of society and devote ourselves to the service of humanity from new experiences and perspectives, our progress will cease.
(The Heel of Succession, p. 271)
昨日店にあるご夫婦がご相談にお見えになられました。
奥様が3ヶ月前からやる気がおきずため息ばかりついて、まわりの家族まで暗い気持ちにさせているからなんとか元気にできないかとご主人さんがおっしゃられました。
奥様はおぼろげな感じです。いろいろお話させて頂いてもご主人さんの方は「なるほど」と、とても共感してうなずきながら熱心に聞いてくださるのですが、肝心の奥様の方はなかなか心を開いてくださいません。
お疲れなご様子にも見受けられましたので、これはまた日を改めてと思い「焦られずゆっくりでいいのでできることから試されてみてください。またいつでもおこしくださいね」と言って終わろうとしたとき、ちょうど夫が「やる気が出ないのですか?それはおつらいですね」と言って話に入ってきました。
そして「やる気が出ないということは体が『休みなさい』って言っているサインですから何もしなくていいんですよ。やる気が出るまで十分休まれてください」との夫の言葉に奥様の表情がいっぺんに変わったのでした。
すると「人から『なんで働かんのや?』と言われると辛く、自分は役にたたない人間だからいない方がいいのではと思っていました」とご自分の思いを吐露され始めたのでした。
夫は静かに聞きながら「まずは自分に自身が持てるように鏡に向かって自分を褒めてください。そしてご夫婦でもお互いを褒め合っていかれるとご家庭も明るくなっていきますよ」と言いますと、奥様は「そうですね。そういう前向きな言葉が大切ですよね」と素直に言われました。そばで聞いていたご主人さんもさっそく「いつもおいしい料理をありがとうございます」と照れながらも奥様に向かって素直に言われますと一気に店の中がほのぼのと明るくなりました。
そして帰られる際には奥様が私に「お二人とも素敵なご夫婦ですね。私達もみならいます」と笑顔で言ってくださったのです。
夫と二人で見送らせて頂きながら、「何もしなくていいんですよ」という言葉を奥様は求めていたんだと気づき、そこから夫婦関係までよきものにと変えてしまった夫の姿に「さすがだなぁ」と改めて尊敬いたしました。
そしてそれは、そのまま夫が常日頃から私達家族に向けての実践そのものだからこそ伝わったのだと思います。
「自分に厳しく人には優しく」を夫の姿から学ばせてもらいました♥
昨日次女がお母さんに話があると言ってきたので聞きますと、大学院に進学したいとのことでした。以前から主人とは、次女が行きたいならいいのではと話していたので、『お父さんには、聞いた?』と聞きますと、もう主人には許可を貰って先生にも推薦状を書いて貰ったとのこと。進学を決めると就活ができなくなるので、少し悩み最後に私に聞いたのだと分かりました。私は『いいと思うよ。あなたがしたいようにすればいい。応援するから。』と言いまとホッとしたようでした。いつも1番に主人に相談してくれますことにお陰様を思いながら、最後に私にも聞いてくれましたこと、嬉しか思いました。子供達がこれからも色々悩みながら自分の進む道を決めて行くのだと思いますと、親としてより善い道を姿で示していけますように、日々自分磨きを続けていきたいと思います。