『再び立ち上がるために必要なものとは?』
What do you need to get up again?
2021.6.11(金)
遠くの漁火(福井市鷹巣海岸)
今日の目標
「今日一日、視点を変え遠くから見ます!」
【映画ソウル・サーファー】より
日々、生死の狭間にいる患者たちと対峙しているデビット医師は、ヘタななぐさめや励ましが今の彼女にとって何の役にも立たないことを知っています。
自分に訪れた厳しい現実をしっかりと受け止めたうえで、それを乗り越えていく“勇気”を持つことこそが、今は必要なのだと伝えたい。
全力でひとつのことに集中するのは大切ですが、解決策が見つからないなら視点を変え、時には遠くから見てみることが必要。
最悪の中にもある“幸運な部分に目を向けてみる”こと。
進めなくなってしまったのなら、ちょっと遠回りでいいのです。
できることを、できる範囲でいい。
『2021.7月号倫風』P 63
◎こたつむりママの所感◎
日めくりカレンダーとしてこのブログに載せている写真は、我が家周辺の風景が多かったのですが、次第にお仲間や、友人、先輩のお知り合いの方が写されたものを『良かったら使ってください』と、転送してくださるようになり大歓迎です。
コロナ禍に正面から向き合っていらっしゃる医療従事者の方々と同等の事はできませんし、自分自身の活動もコロナ禍以前と比べると半減していますが、できることを見つけて精一杯させて頂く時、共感してくださる人が増えました。
また、これまでの反省と、これから未来の事までがゆっくりと現れてくるような気がしています。この歩みの先にたどり着いた場所が、私の、そして家族の「たどり着くべき目的地」になることを願って、楽しみながら生活しています😊
Today's Goal
Today, I will change my perspective and see things from afar!
From the movie "Soul Surfer
Dr. David confronts patients who are between life and death every day.I know that sloppy comfort and encouragement are of no use to her now.
I would like to say that it is now necessary to have the "courage" to overcome the harsh reality that has come to me.
It is important to focus on one thing at a time, but if you cannot find a solution, you need to change your perspective and sometimes look at things from a distance.
We need to look at the good in the worst.
If you can't move forward, it's okay to take a detour.
Do what you can, as much as you can.
(July, 2021 issue of Rimpu, p. 63)



長男が小さい頃のやんちゃな時期に、先輩さんより『この子はちゃんと考えていますよ。発想が面白いですね。』とそのしていることを見ておっしゃって頂きました。私がいたずらだと思っていたことも、長男にとっては一生懸命に何かをしようとしていたんだと、その時気付きました。自分からしか物事を見ていなかった私が、お陰様で少しずつ相手の立場に立って見るようにと心させて頂いています。それでもまだまだ自分の思い込みがあることを感じます。自分の思い込みを捨て、視点を変えて物事を見れますよう、そして真に相手の心に寄り添えますよう努力します。
今から3年前、当時地元の国立大学の2年生だった娘から大学をやめたいと告白されました。
自分で希望して入った学部でしたが「思っていたものと違った。自分に合わない。そうわかったらそんなことに時間を費やすのがもったいない」というのです。
私としてはそれなりに大学生活をエンジョイしていると思っていたので寝耳に水で驚きました。
そうは言ってもせっかく入ったのだからせめて卒業ぐらいしたらどうか。もしくは別の大学に入り直すとか、一旦休学してよく考えてからでも遅くはないよと説得しても「働いて営業がしたい」と頑として聞きません。
夫も「あいつは一度決めたらテコでも動かんから逆にこっちは応援してやろう。それしかないやろう」といいそして「あいつの思い切りの良さはほんとかっこいいな。うらやましわ」と娘を褒めだしたのでした。
「押してだめなら引いてみろ」ではないですが、夫の切り換えの速さに私は救われた気がしました。
それから娘は大学を中退しアルバイトを始め資金を貯めて自分で大阪の会社に就職を決めて出て行きました。それから1年して今度は東京の会社にと転職して今にいたります。
昨年は営業でトップとなり「新人王」となったのですが、その際娘の上司の方が娘に送ってくれたLINEのメッセージを私にも送ってくれました。
そこにはこう書かれていました。
いい家庭環境なんだな。トップ取るやつって結局、人間性。その人間性って親と環境で決まるわけよ。お前はトップ取れるよ。トップって営業成績とか獲得とかそういうミクロの話じゃなくて世界平和とか地域再生とかそういうマクロな話です。
私のこれまでの人生において娘程の困難や選択に直面した記憶も経験もないのですが、娘の生き方を通して視点を変えることの大切さを知ることができ、たくさんの感謝を拾うことができました。
よく「ものは考えよう」と言いますが、ものの見方、受けとめ方次第でなんとでもなっていくのではと思います。
そしてその視点の先は大抵大きなものです。
例えば、生活している中でちょっとした不足不満を抱いたとしても、テレビで砂漠地帯などで繰り広げられている紛争などを目にしますと、「自然豊かで平和な日本に生まれて本当に良かった」と心から思え、「この自然や平和を保つためには私達はどうすればいいのか」とまで思いをはせられたときに目の前の世界が変わっていくように。
世の中には理不尽なことも多く存在しストレスを感じて心や体を崩される人がたくさんいらしゃいます。
私が今できることは、せめて相手の心に寄り添い、大きなものや外の世界へと視点を向けてもらえるよう励んでいきます