『速いことは良いことなのか?』
is it good to be fast?
令和4年5月6日(金)
県畜産試験場(坂井市三国町平山)
今日の目標
「今日一日、自然を楽しみ、自然とともに暮らします!」
ゆったりとした散歩の流行は、社会の高速化と無関係ではないでしょう。世の中の時の進み具合が速くなるにしたがって、多くの人が無意識に、自然の時の流れとのギャップや違和感を感じて、散歩という緩やかな行為で、心地よい自然な時の流れを取り戻そうとしているように思うのです。現代人の心と身体が散歩を求めているといってよいかもしれません。
すべて機械化され、社会生活がどんどんスピードアップしている先進国ほど、スローなウォーキングや自転車が社会的なブームになっているのは、そうした理由からではないでしょうか。
私たちは、文明の進歩が人間に幸福を与えてくれると信じ、より便利で豊かな社会を追求してきました。
そして、豊かさと便利さを実現するためにはスピードが必要だ、「速いことは便利で豊かなことだ」という価値観が一般化して、世を挙げて「速さ」を競ってきたのです。しかし、速いことは本当に便利なことなのでしょうか。速さは、私たちを仕合わせにしてくれるのでしょうか。
《続・倫風随想・8ページ~》
◎こたつむりママの所感◎
子育てで、胸痛く思い出すのは、保育園バス🚌に遅れないように、速く速くと急かして、子供の手を強く引っ張って、無理やり乗せた事です。今にして思えば、ゆっくり見守り、待って、寄り添って、というあたたかさが足りなかったなあと反省しています。手を繋いで子供と何十分かかっても、保育園までの道のりを歩けばよかったんだと、今ならわかります。
そんな失敗を繰り返しながら、(自分に厳しく人には優しく)(自然のままに朗らかに明るくゆったり)を意識し続けていたら、多少のことは、「まあいいか」と許せるようになってきて……。
未熟な親ですが、少しは成長できていますかね〜😉




子どもの時間の感覚と大人の感覚の違いを改めて知りますと大人が子どもに対してよく使う言葉に「早くしなさい」という言葉がどれ程的はずれなものかがわかります。
じっくりと子ども達が成長していく過程を楽しみ寄り添い見守って気長に待つ心のゆとりを大人が意識して作って行くことの大切さと、そのためには大人自身が大自然の摂理に沿った生活の中で、充実した人生を送ることを心がけさせて頂きたいと思うものです。
お陰様で子ども達を朝「早く起きなさい」とか「早くしなさい」と急かしたりすることはあまりなく、自分で起きて来ましたし、遅れそうな状態でも「慌てず落ち着いて気をつけて行ってらっしゃい。遅れたら謝ればいいのだから」と言っていたように思います。
それで怒られるも良し、要は元気で安全でいてくれたらすべて良しの心だったと思います☺