2025/10/1(水)
山中温泉ゆげ街道を散策(石川県)
今日一日の目標
『相手の身になって考えます!』
女将さんのご両親へのつくし方は、物質本位ではあります。しかし、幼い子どもを抱えた母親が、貧しさから脱し、娘に人なみな暮らしをさせたいと願った時、何より欲しかったのはお金だったと思います。人の情け、思いやりだけでは生きてはいけなかったのであります。必死になって働き、少しずつ貧しさから浮かび上がりながら、もう少し、もう少しと一生懸命でした。成長した娘も母と共に働き、どうにか一軒の店を持つことができたのです。そうした過程で、お金の大切さとその力を身に泌みて感じとっていったのも、当然のことと思います。お金がなければどうにもならないのだというのが、人生哲学となったとも言えるでしょう。
そうした精神形成の過程を知らないご主人の姉妹たちには、高価な物を次々と両親のもとに運ぶ女将さんを、物質本位ないやな人間と映ったのも、無理ないことと思います。生活苦を知らず、心の豊かさを何より大切なものと教えられて育ったのですから、反感だけが強くなり、女将さんの立場を考えようとすることなど、思いもよらなかったでしょう。
しかし、そうした立場の違いをのりこえて相手を理解していかなければ、血縁関係の間にすら愛和は実現しません。
心して頂きたいのは、人間得(え)てして気に入った人、愛情を抱く人に対しては相手の身になって考えることができても、気の合わない人や、租手に反発や反感を抱いた時には、相手の身になって考えることを忘れがちだということであります。気が合わない、反感を抱くなどというのは、相手を本当に理解せず、表面に現われた言動でその人を誤解してのことが多いということを、心して欲しいと思います。
家族の間ですらちょっとした言葉の行き違いから感情的になり、相手の心を読むことを忘れて、夫婦が反発し合ったり、親子が誤解をし合ったりすることが少なくありません。自分の心を無にして相手の言動を理解する。それが倫理実践の第一歩であり、それができてこそ、相手の身になって考えることができるのであります。
『家庭倫理読本』 p210~
🟢バタバタままの日記🟢
「ずる?休み」
次男が
「学校行きたくない!」
と帰ってきました。その日は何があったのか言わず、ただ行きたくないの一点張りです。私は、
「理由も分からなかったら、学校休ませることできないわ」
と言うと、次の日は、朝からふてくされて、バン!!!と扉を閉めて学校に出ていきました。そして帰ってくると、
「もう、行きたくない!」
でした。しばらくそのままにしておきましたが、私は色んなことを考えました。
本当は、次男の心に入って休ませればいいのか。それができればいいけれど…ほかの家族はどう思うだろうか…たとえ休んだとしても、次の日から学校に行くのか…答えが出てこないもどかしさでいっぱいです。私は初めて、不登校の子を持つ親の気持ちがわかりました。
それでも、次男を受け容れるって難しいと、台所にいた姑に相談しました。
姑の答えは、1日ぐらい休ませてあげればでした。
昭和の母なので、学校は行くのが当たり前なのかと思いきや、姑の考えこそ、次男の心に寄り添った思いでした。
家族会議となり、次男の気持ちを汲む中で私たち家族がだした答えは、休ませることでした。
主人が、
「今日の一日は、次男の好きなようにさせてあげよう」
と言ってくれました。
朝、次男はなかなか起きてきません。私は、
「ねえ、せっかく休むんだったら、思いっきり楽しいことしよう。行きたいところに行こう!」
と、起こしました。次男は、
「金沢に行きたい。兄ちゃんに会いたい。」
でした。ちょうど休みの長男だったので、金沢で落ち合うこととなり、子ども達と平日の金沢を歩きました。観光客のように振る舞って歩く中、金沢通の次男の知識で、私たちは、ガイド付きでツアーをしているようです。まったく今日のやることも考えず、ただひたすら、休む。たまにはそんなときも必要なんだと気が付きました。
大好きなMacを食べていると次男が、
「ほんとに休ませてくれると思わなかった。ありがとう」
と話してくれました。次男は、学校が面白くなくなってきた理由を話してくれました。すると長男が、
「わかるわ〜。俺も休みたかった。でも、嫌でも続けてると、その気持ちも変わってくるよ。嫌な思いも大事なんだ」
と、次男に話してくれました。次男は、長男と話せて気持ちが楽になったようです。
学校に行きたくない時、果たしてどんな対応をするのがいいのか分からなかったけど、私の場合、家族みんなが我が子とのように考えてくれて、私一人じゃなくてみんなの支えの温かさに感謝です。
次の日はちゃんと学校に行った次男。改めて、元気に学校に行くことがどれだけありがたいか。見守る、待つ、寄り添う、耳を傾ける、受け容れる。子どもと接する中で、親の姿勢を磨いてもらっていることに感謝し、今日も笑顔で頑張ります。
(石川県かほく市)
🔵だるまママのお福わけ🔵
昨日、娘夫婦が無事に東京へ帰って行きました。
お友達の結婚式に合わせて1週間の休暇をとって帰省してきました娘。
そして、娘に合わせて婿も3日間の休みをとって合流し、一昨日昨日は休暇の最後のお楽しみということで娘夫婦と実家の母と私とで山中温泉に行って来ました。
元々は娘夫婦だけで出かける予定でしたが、娘が8ヶ月の身重の体で1人でお風呂に入るのは心配だからということで「お母さんもついて来てほしい」と言われ、そして「どうせならばぁちゃんも誘おうか!」と言ってくれたのです。
思いもかけず、かわいい孫娘夫婦と一緒に温泉旅行に行けるとなり、実家の母も大喜びで「行く行く!」と即答(笑)。
仲良く4人で私の車で行くことになりました。
宿泊しました旅館は今年の8月にリニューアルオープンしました旅館で、たまたまインスタグラムに流れて来ました。
とても広々としていてきれいで部屋雰囲気もよく、ビュッフェ様式の食事も若者向けないい感じでしたので娘に「ここはどう?」とそのインスタグラムを送りますと「いいね」とすぐに決まりました。
山中温泉に泊まるのはこれで2度目です。
1度目は28年前、私達夫婦が結婚して1ヶ月後くらいに夫の両親が私達夫婦と実家の両親を招待してくれ1泊いたしました。
旅館は今回とは別の所ですが、こじんまりとした落ち着いた感じのとても趣のある旅館で全て床は畳敷き。
部屋には囲炉裏もあり、そこここにこだわりが感じられるお宿でした。
夫の父が私達のためにといろいろ選んで招待してくれたんだな〜と、今回の娘たちとの温泉旅行で思い出させて頂きながら、当時双方の両親もきっと今の私のようなしあわせな心境だったんだろうと思い、こうして巡り巡ってのしあわせな御縁に感謝の心いっぱいでした。
旅館にはプレイルームがありダーツやビリヤード、モルックなどありましたので、夕食前に娘に教えてもらいながら初めて体験しどれも4人で楽しく盛り上がりました。
また、女三世代で入る温泉も気持ちよく、お互い背中を洗いっこしながら「お腹の翠ちゃんも生まれてきたら女4世代になるね。また来ようね」と娘が大きなお腹を優しく撫でながら優しく声をかけていました。
旅館もですが山中温泉の街並みもとても素敵で、翌朝は3人で朝一番に温泉に入った後、母と2人で『山中温泉ゆげ街道』や『鶴仙渓遊歩道』など1時間以上、川のせせらぎを聞きながら気持ちよく散策もでき、お陰様で朝食も美味しくたくさん頂きました(笑)
朝食を食べゆったり過ごした後はお土産に『娘娘饅頭』を買い、旅館を後にして帰りは車で『芦原温泉駅』まで送り、そのまま娘夫婦は北陸新幹線に乗って無事に東京にと帰っていきました。
しばらくして娘からラインで「◯◯くん(婿)が◯◯家(我が家)の一員になったみたいで嬉しかったって言ってたよ!あと、福井はやっぱり落ち着くなあって笑」と送られてきました。
婿にも楽しんでもらったようでよかったです。
あっという間の1週間でしたが、また1ヶ月後には里帰り出産のため帰ってまいります。
それまでに気持ちよく安心して過ごしてもらえるように家も整えて娘を迎えたいと思います😊
ここで一句
『またいつか 翠ちゃん連れて 行きたいな』
ここで一首
『金沢の EFMも 息子らと 「一緒に行く!」と 張り切る母よ』
(福井県福井市)
🟠ワンコママのひとこと🟠
主人が元の会社を退職して1年、その間、主人は、膝の手術をし、その他にも体のメンテナンスをしてきました。
お陰様で、痛みは残るものの普通に歩けるようになり、体も整えることが出来ました。
友人や知人の仕事の手伝いなどをしてきましたが、お陰様で今日から新しい会社で働かせて頂くことになりました。
昨日、主人は、
『お弁当を持って仕事に行くのは、十数年ぶりやな。』と言います。
長い間の単身赴任生活もすっかり忘れて、今、毎日主人が居てくれますことも、当たり前ではないことを、改めて感謝に思うものです。
そして、今日から、私も、初々しい心で主人のお弁当を作り、笑顔で見送りをしたいと思います。
今日一日、家族みんなの笑顔につながりますよう、喜んではたらきます。
(福井県越前市)
🟡こたつむりママの所感🟡
倫理を学んではいましたが、結婚と同時に、相手の身になって考えることの難しさを、改めて感じたのです。
(そんな受け取り方をするのか〜)(私だったらこうするのに)と、いつしか嫁ぎ先の家族と実家との違いを、心の中で並べてしまいます。
夫に、
「話があるの」と切りだすと、一通り聞いた夫は黙ってしまいます。
「感じたことを言って欲しいのだけど」と私が言うと、
「もういいって」と不機嫌になり、話し合いはできません。もの足りませんでした。もう一歩、思いやりの深さも大切です。(仕事で疲れているのだろう)と考えて、手紙を書いたりもしました。
「一度間柄をこじらせたら、もとに戻すのは並大抵のことではない。言ったらおしまい」……と、先輩さんからも教えていただいたのですが、かといってこのままにしておくのは、倫理なのかなあ〜。
試行錯誤の中、ブログで自分の気持ちを綴ることにしました。
ブログを読んでくれている夫や子供や友人や朝活のお仲間に、私の本当の姿を知ってもらおう。
これからも、少しずつ少しずつ前進していきます。☺️💓
(千葉県大網白里市)
🟣 ちいばあば心のつぶやき🟣
やましたひでこさん、というと「お片付けの人」、「断捨離の人」と思っていましたが、言葉をテーマにした本を出版されていて興味深く読みました。
その中に「想像力」を取り上げたところがありました。
心が和む「お蔭さま」という言葉。
お蔭さまと思えるのは「想像力」があってこそ、、とありました。
EFMでの代表のお話と重なります。
EFM以降、いろんな方に想像力をはたらかせています。
ex.
同窓会で幹事をしてくれた人、スーパーでひたすらレジ打ちをしてくれている人、新聞配達の人、、そして、誰より主人に。
すべて、お陰さまの心にたどり着きます。
「見ていても スルーしがちな 人の恩」
(福井県あわら市)