2021.7.16(金)
梅雨明け(福井市免鳥町)
今日の目標
「今日一日、仕合わせに暮らします!」
日本の実業界に大きな足跡を残した渋沢栄一は、「親は自分の思い方一つで、子を孝行の子にしてもしまえるが、不孝の子にもしてしまうものである」と言っています。
親孝行とは子だけの問題ではなく、親の問題でもあるということ。
しかし、子どもが「いい親でなければ孝行しなくてもよい」と考えているとしたら、それも問題です。
では、親が喜ぶことは何でしょう。
一番嬉しいのは、子どもが立派に自立して仕合わせに暮らしていることです。
子どもが世の中のお役に立っていることです。
孫たちが健やかに成長していることです。それが一番の親孝行なのです。何かをしてくれたら嬉しいというのは、それからずっと先のことなのです。
『続・倫風随想』P40
◎こたつむりママの所感◎
昨日は夕飯の出し方のことで義父が私への不満を口にしました。意外な言葉だったので、その後、義父から「全部食べた、ご馳走さん」と言ってもらえたのですが、心の中で先程の事が引きずっていて、笑顔を出せませんでした。でも声だけはせめて明るくと「はーい」と答えました。
こうして日々、自分にとって都合の悪い事が出来わいた時にこそ、自分の心が幸せを感じられるかどうか、瞬時に自分と対峙しています😊
Today's Goal
Today, I will live a happy life!
Eiichi Shibusawa, who left a great mark on the Japanese business world, said, "Parents can make their children filial or filial-less, depending on how they feel.
Filial piety is not only a matter for the child but also a matter for the parents.
However, if children think that they do not have to be filial if they are not good parents, that is also a problem.
So what is it that makes parents happy?
What makes parents most happy is that their children have become independent and are living happily.
It is that children are useful to the world.
The grandchildren are growing up healthy. That is the best filial piety. It's a long way off to be happy if you do something.
(Continued from Rimpu Essays, p. 40)
福井も一昨日、例年より9日程早く梅雨明けしました。
今毎朝ウォーキングをしておりますが、梅雨入りの始めの頃、履いていた靴が濡れてしまいました。
そこで代わりに長靴を履いていたのですが、3日程濡れたまま玄関に置いておいたら少し白カビが発生していることに気付きました。すぐに洗って干したのですが、それでもカビはまた生えてきたのでやむなく捨てました。
その靴は夫の母からもらったものでした。3年前に大怪我をして足を悪くしたことで「もう履くことはないからよかったら履かないか」と言ってくれたのです。
靴好きの父が母との旅行のために足がなるべく疲れない靴をと選んだだけあり、毎日歩いていても全然疲れませんでした。
しかし、カビを生やしてしまったことで新しい靴を買わないといけないかなぁと思っていましたが、そういえば以前父からも「この靴よかったら履かないか」と言ってくれた父の靴があったと思い出しました。
ありがたいことに父も母も私も足のサイズはほぼ一緒なのです。
若い頃は足が大きいことが嫌でしたが、こうして今両親の靴が偶然にも間に合っていますことでそれもまたよかったなぁと思いました。
父から「買ったはいいけどクッションがふわっふわっしすぎてちょっと歩きにくい」と言うことでした。でも高かったので捨てるにはもったいないと言って「よかったら履いてくれんか」と言われ、私は「ありがとうございます。では頂きます」と言ったのですが母の靴もあったので持って帰らずそこに置いたままにしていたのでした。
父としてはいつ持っていくのだろうと思っていたのではと思います。
ようやく父に「この前の靴もらって行きます」と言いますと、父は嬉しそうに「どうぞどうぞ」と言って渡してくれました。
それをみていた夫は「ウォーキングシューズくらい買ったら?、やっぱり歩きやすいほうがいいよ」と言ってくれた。
私もそう思ったのですが「せっかくあるんだから使ってからでも遅くはないよ」と言いながら、私も変わったなぁと思いました。
だんだんと夫に影響され「足るを知る」ことを楽しんでおり、今では夫の方が「それくらい買ってもいいよ」と言ってくることが多くなってきました。
以前は「こんなのほしいな」と言うと「お父ちゃんら似たようなの持ってるかも知れないから聞いてみる」と言ってなかなか買ってくれませんでした。
私としては、似ているのではなく自分が気に入ったものがほしいのですが、夫はあるのを使えばいいと言う考えで私はそこに不満を思っていました。
しかし、17年前の7月18日の福井豪雨で床上浸水の被害にあった頃からこだわりが消えていきました。
これまでは高い物も「一生物」と思って買っていましたが、泥まみれになった家具や布団、鞄、洋服など目にした時、「一生物なんてないんだ」と悟ったのです。
それからは「足るを知る」生活にと意識して切り換えていくことができました。
買う前に両親に「こんなの余っていませんか」と聞くのもよいコミュニケーションにもなっております。
そんな中で両親も「こんなのいらんか?」と何かと声をかけて来るようになり母からは洋服やアクセサリーなども譲り受けありがたく使わせてもらっています。
今毎日のように母からもらったネックレスをつけておりますが、これは母の実の母親の形見の品です。
元々大きな翡翠の帯留めだったようですが、普段に身に着けやすいようにとネックレスとイヤリングに仕立て直してもらったそうです。
そんな大切な思い出の品を嫁の私に譲ってくれたことがありがたく、母が2歳の時に亡くなった祖母の想いも受け継ぎ少しでも親孝行したいと思います。
そのためにも体を鍛え元気に夫婦仲良くしている姿を両親に見てもらい少しでも安心してもらえるよう励みます。
昨日夕方、実家の父から久しぶりに電話がありました。ちょうど夕飯が終わって片付けをしているところで、そのまま片付けをしながら話していましたが、父は次々といろんなことを話し始め、私はじっくり腰を据えて聴くことにしました。大した用事ではなかったものの、2人で暮らす両親にとって1回1回が私達家族との交流のひとときなんだと思いますと、ゆっくり話を聞き、そんな時間を大切にと思ったものです。父はじっくり話すと、今度は母に変わり、両親とも最後は、『家族みんな元気か?体気をつけてあげて』と、私達家族のことを気遣ってくれます。常に私達家族のことを考え、支えてくれます両親に改めて感謝の思いと共に、両親に安心してもらえる更なる愛和な家庭作りをと心するものです。