2021.8.22(日)
朝日に照らされた国見岳(福井市石橋町より)
今日の目標
「今日一日、援助するスタンバイ状態でいます!」
【東京家政大学子ども学部教授 岩立京子さん】
成人して社会人になっても、親と密着して生活を親に依存する「友だち親子」が増えているといわれています。
親子が仲良しなのは良いことですが、世話をやき過ぎると、子どもが自立しにくくなります。
子どもが新しい世界に出て、新たな挑戦をしようとする時には不安や葛藤がつきものです。
親がいちいち助け舟を出せば、結果的に、それが子ども自身の挑戦や意欲、自信を奪ってしまうことになります。
子どもは、望まないのに手出し口出しをしてくる親よりは、自分が助けを求めれば、必要に応じて手を差し伸べてくれる親を信頼します。
なぜなら、自分を見守ってくれる親は、自分にあたたかい眼差しと関心を向け、自分を信じ、尊重してくれる人、自分と共に歩んでくれる人だからです。
『2021.9月号倫風』P96
◎こたつむりママの所感◎
子供の頃、私の母は、姑である厳しい祖母に対して、心の中でいつも反発をしていたようでした。大人になって人の筋道を学ぶようになり、ある日私は母に対して「お母さんが、もっとばあちゃんに素直に、心を込めて合わせていたら、私も伸び伸び成長できたのに」と、自分の欠点を親のせいにするような言葉を吐いてしまいました。その時母は静かに「そうね、お母さんの後悔をあなたは真似しなくていいからね。」と応えてくれました。でもあれから30年以上が経ち思いますのは、「親に合わせるべき」という過去の成功事例にこだわり続けるのではなくて、時代の変化に応じて、自分の心を自由に伸び伸びさせる環境づくり、遠くから見守り、求められたら直ぐに手を差し伸べるられるように、いつの時も子どもの意見を受け容れようとする体制でいよう。それこそが大切と思えるのです😊
Today's Goal
I will be on standby to help all day today!
(Kyoko Iwatate, Professor, Faculty of Children's Studies, Tokyo Kasei University)
It is said that there is an increasing number of "friend parents and their children" who stay close to their parents and depend on them for their lives even after they reach adulthood and enter the workforce.
It is good for parents and children to be good friends, but if you take too much care of them, it will be difficult for them to become independent.
When children go out into the world and take on new challenges, there is always anxiety and conflict.
If parents help them every step of the way, they will end up taking away their own challenges, motivation, and confidence.
Children trust parents who are willing to help them when they need it, rather than parents who intervene when they don't want to.
Because the parents who watch over me are those who have a warm look and interest in me, who believe in me and respect me, and who walk with me.
(September 2021 issue of Rimpu, p. 96)
昨日のコメントで、店のお客様に紫蘇ジュースを作ってプレゼントしていることを書かせて頂きました。
夫が沢山紫蘇の葉を買ってきたことで有効活用させてもらうために行いましたが、それを知ったお客様が昨日ご自分で作っていらっしゃる赤紫蘇を「ご寄付させて頂きますのでたくさん作ってお客様にプレゼントして差し上げてください」と7袋も店に届けてくださったのでした。
そのお客様はピロール農法というこだわりの方法で農業をされています。
ピロール農法とは光合成によって酸素を発生させるラン藻というバクテリアを土壌で増殖させることで酸素を土の中で生み出しそのことで根からも酸素を吸収できるしくみです。
ラン藻は農薬やダイオキシンをも分解するといったはたらきがあるため、ピロール農法で育った作物には残留農薬が検出されないとのこと。
また土壌の中のカルシウムやミネラルなどの吸収もよくミネラルたっぷりの作物ができるそうです。
ピロール農法という言葉は以前から聞いた子とはありましたが内容までは知らなかったので、改めて素晴らしい農法だと感じました。
特に感動したのは、根元からも酸素を吸収させるということでした。
学校では植物は葉で光合成を行い酸素を作ると教えてもらいました。
それが常識というかそういうものと思っていましたが、土の中を活性化し酸素を生み出すことで根元からも吸収させることができるということを知り、目からウロコのような感動を覚えました。
葉が子どもで根が親と置き換えて考えた時、子どもは一所懸命はたらいていますし、親も自分で自立してはたらいて子どもに何かあったらいつでも必要に応じ助けられるような環境を準備しているというイメージを想像しました。
そして私もそのような親を目指したいと思いました。
環境(土壌)をより善く整えるためにも、積極的に人との絆を強くし信頼関係を築き、まわりから善いことを貪欲に学び吸収して還元していきたいと思います。
我が家の周りでも稲刈りが始まりました。この時期になると思い出すのか、子供のころ祖母の家に田んぼの手伝いに行ったこと。その頃は鎌で刈って、はさばに登って稲を干したものです。私ははさばに登るのが好きで、祖母が『上手いもんだね』と褒めてくれました。そして少々の危ないことや難しいことも見守りながらさせてくれました。そうやって周りの方々に見守られながら伸び伸びと育ててもらったこと感謝です。私も、黙って見守りながら必要な時だけ手を貸す親でありますよう心して励みます。