2021.11.10(水)
富士山に御来光(富士五湖から)
今日の目標
「今日一日、感謝の気持ちを忘れず喜んではたらきます!」
【作家 林望さん】
かつては、お医者さまが、家にやって来て、その場で薬の調合までしてくれた。時代が変わり医院の外来へ出向いて診察を受け、薬も調剤薬局でもらうのがふつうになっている。
けれども、このコロナのパンデミックで入院病床も足りない、保健所も手が回らない、普通の開業医では引き受けられないという中で、往診専門の医療チームの活躍を知った。
医療先進国の日本で、医療を受けられずに苦悩する人がいることを思うと、昔のように、それぞれ家庭医のような先生がいて、必要な時は往診してくださることはいい。
私の祖父母などは、末期には毎日のように近所のかかりつけの先生が往診してくださったので、いずれも自宅で安らかに身罷った。それが実はどんな先進医療よりも、患者の安心をもたらしてくれただろう。
『2021.12月号倫風』P 64
◎こたつむりママの所感◎
小学生の頃、夜中に喘息の発作が起きますと、小柄な母がおぶって近所の開業医のところまで走ってくれました。そこで注射してもらうと直ぐに息が楽になって。何よりも先生のお声や笑顔が安心させてくれました。
現在、高齢の義父のもとにも、医療チームの方々が往診に来てくださっていて、義父を安心させて下さいます。今の時代の新しいやり方だわと思い、この社会の恩恵に感謝いっぱいです。でも実は昔もこんな感じだったのですよね。私自身も家族に安心をもたらすことができますように笑顔と優しい気持ちで励みます😊
以前に比べてうちの店の方も配達や郵送が多くなってきました。
コロナ禍ということも影響しているのでしょうが、お客様の高齢化もあります。
もう体力的に店に来れなくなって来たという感じです。
お近くなら配達させて頂いてお顔も見させて頂けますが、郵送ですと物足りなさも感じられるのか、時々「今日はお嫁さんに乗せて来てもらった」「ちょうど孫が来たから連れて来てもらった」と行ってわざわざ足を運んでくださる方もおられます。ありがたいなと思います。
先日のゼミの講演の中でも、講演された講師の先生が娘さんから「今の世の中、きれいで品数もあり楽しいお店がいっぱいある中で、うちのお店を選んで来てくださるお客様って本当にありがたいね」と言われたとのお話を聴かせて頂きながら、「本当にそうだな」と改めて感じました。
店に来られるお客様が何を求めてうちの店に来てくださっているのか。
癒やし 安心感 元気 やる気 いろいろあるかと思いますが、それに応えられる自分でありたいと思います。
以前ある講師の先生よりも「お客様が店に入った瞬間からそのお客様の運命を変えれる程の店になるように」と教えてもらったことがありました。
「宿命」は変えることはできませんが「運命」は体と心の使い方次第で変えることが出来るとのこと。
そのことが自身の姿でもって伝えられるくらいの精進をと言うことなのでしょう。まだまだそこまでの境地には達せられません。しかし、まずはせっかく足を運んで頂いたからには言葉一つ、表情一つでもってお客様に安心して頂き元気になってもらえる自分を目ざしていきたいと思っております。
そして、改めて昔のお医者さんは呼ばれたなら夜中でも寒い雪の中でも行かれたとお聞きしますと、どれ程のご精進だったかと本当に頭の下がる思いです。
他県で生活していた頃、住んでいた家の隣に整形外科医院がありました。その頃小学5.6年だった次女が膝を何度か脱臼し、隣の先生が直ぐに来て下さいました。主人と運ぼうとしても痛いと言って運べなかったので、すごく助かったのを覚えています。近くにそんなお医者さんがいらっしゃることは本当に有り難く、心強いことだと思います。そのように多くのご恩を頂き、生活させて頂きますことが感謝です。そんな感謝の気持ちで家族や周りの方に心尽くしたいと思います。